SASAKI WORKS

ただピザが食べたかっただけなのに

MENU

僕らのバーカウンター制作記〜7.ドア制作と蘇る悪夢

どうもこんちわ!ジョニーです

 

前回は壁に穴をあけました!

明確に進捗が形になってとても楽しい!

 

この穴の開く解放感と同時に感じる"塞がなければならない焦燥感"

 

いつぞやに味わいました、この感覚···

 

 

 

時は遡り、工房を改修したい気持ちに駆られている頃

 


f:id:sasaki-works:20190314074312j:image

 

 

我が工房は図面下側の掃き出し窓(床まである大きい窓)から出入りスタイルなので図面で印した扉は昔機能していませんでした。

防犯の関係で出入りできなようにしてあったんですね、鍵をした状態でドアノブがちぎれていました笑

 

 

昔の裏口っぽさが全面に出たデザインの扉にドアノブがちぎられた状態で放置されているのは見てくれが悪いのでカッコいいドア作っちゃおうぜ!

ってことで初めてのドア制作です!

 

 

意気揚々と作業を決めましたがスタートから作業に行き詰まります

 

 

 

ちぎれたドアノブが強えええ

 


f:id:sasaki-works:20190314181932j:image

 

間違っても鍵を閉めた状態でドアノブをちぎってはなりません

ペンチやらでいじってますがなかなか開きません

 


f:id:sasaki-works:20190314182115j:image

 

バールを持ち出したマイケル

穴をこじ開けてパワーで破壊しました

 


f:id:sasaki-works:20190314212907j:image

 

高専時代は秀才キャラだった彼も現在大学では紆余曲折あり脳筋キャラに

なんでもパワーで解決の鱗片がこの時から見えていたのかもしれません

 


f:id:sasaki-works:20190315072452j:image

 

人生で扉をこんな風にすることになるとは思っていませんでした笑

 

 

 

 

ですがこの時点で大きく道を踏み外していたことに僕たちはまだ気づいていませんでした···

 

今まで開かなかったを開くようにしたことで、"この扉塞ぐまで帰れま10"スタートです

 

 

 

 

そんなことはいざ知らずテンションで扉制作に入ります

 

木で作れば絶対カッコいいやん、というポンコツ案で手元にあった2×4材を使ってゴリゴリ打っていきます

 


f:id:sasaki-works:20190315071723j:image

 

半分くらいで一度位置会わせ

扉枠を付けるとジャストで収まります

そう、ジャストで

 


f:id:sasaki-works:20190315072359j:image

 

できましたね!まだはめてるだけですかまあそれらしくなってます

 


f:id:sasaki-works:20190315072846j:image

 

裏はこんなんですがまあいいでしょう

 

見た目は狙った感じだったのですが

扉めっっちゃ重いんですよ

 

まあそりゃそうですよね、ぜーんぶ2×4材で作ればそうなります

僕らが作るもの全部重いのよくないです

 

 

さあいよいよ最後の工程

扉が開くには"蝶番"をつけなければいけません

 

ここで僕らは気がつきました

 

 

 

 

蝶番には厚みがあることを!!

 

 

でもこのときの僕たちは往生際が悪く、実際付けたらなんだかんだ閉まるんじゃね?って思ってました

 

もう日も暮れてはやく帰りたい気持ちが先行していたんでしょう

扉がめちゃくそ重いので心配で蝶番四枚付けました

 

 

 

 

でも閉まらないんですよね!!

 

そんなに人生甘くない、無機物にもしかしたらなんて起こり得ません

 

結局蝶番の厚み分扉枠をノミで彫り、扉本体もカンナで削ってなんとか閉めました

夜もかなり遅く、疲労感たっぷりで即帰宅です

 

この作業をしていたときは普通に機嫌悪くなってましたね

 

 

後日晴れた日に扉をチェックすると

隙間、隙間、ここにも隙間

 

反対側の光が各所から確認できる仕上がりでした

 

 

もちろん二人ともこの出来にはかなり不満

ぶっ壊してやりたい衝動に駈られますが、壊すとまた帰れなくなるので今もそのままです

 

 

 

 

そーんな大失敗を踏まえての今回!!

 

あんなクソみたいな扉作ってたまるか!!!

 

今回の目標は

①軽い

②隙間がない

③閉まる

 

世の中の扉全部これを満たしてますからね、木製建具職人は半端ないと思います

 

 

あの時と同じ塞がねばならない焦燥感、次はかっこよく仕上げます!!

 

次回:こだわりの自作フラッシュドア!

 

 

お楽しみに!