どうもこんにちは、マイケルです。
前回は食べられるもの担当ジョニーが悪戦苦闘していましたね。
僕が外で作業をしているときもキッチンの方から苦悶の咆哮が聞こえてきて面白かったです。
しかしさすがはシェフ、なんとか要領をつかんだようで満面の笑みで飛び出して来て繋がったソーセージを見せてくれました。
あれ見たらテンション上がりますよね!
滅多に見ない形、ハイジとかに出てきそう
吊るしてるだけで絵になる食材!
準備も整ったところで今回は燻製の会のお話です。
用意した食材はチーズとベーコン、そしてジョニー渾身のソーセージ
まずはチーズから!
網の上に乗せて完成した燻製器に投入!
ちなみに内部は充実の2段構造、でっかい食材だっていけちゃいます。将来ベーコン丸ごと吊るしたりするのをしっかり見越しています。扉も3枚つけて必要最小限の開閉で温度の低下を防ぐ計画。
チーズの燻製も色々調べてとりあえず初回はサーモスタットを80℃に設定、タイマーは15分!
スモークチップは桜を使いました。
たまに様子を見て表面に水分が付いているようなら拭き取ります。
入れたら待つだけ!優雅!目指していたスタイルです。ビールを注いだグラスを傾けながら楽しくお喋りしている間にあっという間に15分経過。
さあ、できているのか
いざオープン!!
燻製だ!
綺麗なスモークチーズがそこには鎮座していました。見た目の良さに盛り上がる2人。
いざ実食!!
最高。
これは美味しいです。ビールとの相性抜群です!出て来たばかりはまだ暖かくて少し柔らかいですがそれもよい。
ちなみに一晩寝かせてから食べると味が安定してさらに素晴らしい味わいになりました。
上々の滑り出しに気分も高揚、お次はブロックベーコンを投入!
今度は110℃で10分、チップはウイスキーオークです。
出してみると…ちょっと焦げてますね。
まあ可愛らしくていいじゃないですか。
味もよい!柔らかくて風味が閉じ込められてる感じ。
このベーコン、塊を買ってきて切り分けて毎回のパーティーで提供しているんですが美味しいだけあってお値段もそれなりなんですよね。
いつか作れるようになりたいです。
ちなみにマイケルおすすめの食べ方は30mmくらいに分厚く切って400℃の石窯で一瞬で焼き上げる調理法です。初めて食べた時は美味しすぎて笑いました、石窯をお持ちの方は是非トライ!
燻製したものも石窯で焼いたベーコンとはまた違った良さがあり2人ともご機嫌、これはいいものを作り出してしまったとテンションも高めです。いい感じに温度の落ち着いた最高のスモークチーズとビールも止まりません
そんな気分のいい時に最高の見た目のソーセージをジョニーがニヤニヤしながら持ってくるんですね
全く悪いやつです、こっちの頬も緩みます。
さあ本日のクライマックス!
ソーセージをIN!!
条件はベーコンと同じです。
開けると
あの見た目からさらに進化、もう早く食べたくて仕方ありません。
火を通しいざ実食!!
[残念なお知らせ]
いつも目を通してくださっている方ならタイトルでお気付きのことでしょう
本日の悲劇は最高のタイミングで起きました。
あのジョニーが作ったソーセージ
あんなに美味しそうな見た目をしているのに
やってくれました、裏切りです
本当に美味しくない
バンジーの如くテンション急降下です
僕もジョニーも食事に関しては割となんでも美味しいって食べちゃう方なんですが、此奴は違いました。
満面の笑みで口に放り込んだ2人
1秒後お互いの表情が消えました
あんなにはしゃいでたのに気まずい沈黙
ジョニーが苦労してたの見てただけに面と向かって美味しくないとも言えません
なんて表現したらいいんでしょうか
怪力の持ち主が握りつぶした後みたいな食感と味、「肉汁」とか「歯ごたえ」などの言葉とは対極に位置する悪魔のような食べ物でした。
ごちそうさまでした。
失敗に寛容な僕らもテンションの落差が激しかっただけにこの日は微妙な空気に。
あんなに頑張ってたジョニー、気分も落ちてるようで見てられません
不完全燃焼感!!
悔しい!
この日の悔しさをバネに以後燻製器を使い倒していくことになります。
スモークチーズ作るのはうまくなりました笑
燻製器を使った晩餐会も終わり、微妙な気分で後片付けをしている時、マイケルはあることを閃いてしまいました。
しょんぼりしているジョニーに伝えるとたちまちテンション回復、僕らの心に火がつきました。
この閃きが新たなプロジェクトの幕開けとなります。次からは新シリーズがはじまります!
次回:計画始動