どうもこんにちは、マイケルです。
前回はジョニーにさんざん怒られました
無理な加工を要求してすみません。
彼ばっかり加工してるじゃないか、サボってんのか?と思われてるかもしれませんがもちろん違います。
諸々の事情により急遽煙突が金属製から煉瓦に変更となった(こっちのがカッコいい)ため、作業に追いつかれないように設計の修正の真っ最中でした。
ノートパソコンを持って行って現地で設計してたんですが粉塵舞う中お外で使ってたのでもう凄い汚れる。
少し目を離すとうっすら塵が積もっています。
一応精密機器なので良い子はお部屋の中で使いましょう。
長い付き合いですが酷使に耐えてよく働いてくれています。
モノは大切に使うことを常日頃心がけてはいるんですが、壊れたら直せばいいって考えが根底にあるせいか僕の所持品は結構荒く扱われがちです。かわいそうに
ジョニーから言われた一言、「お前の持ち物にはなりたくない」が地味に心に刺さります
気をつけます。
おそらく最近の若者に分類される僕たちですが、若い奴はすぐ新しいモノを買うとか言われがちです。
それはなんか悔しいのでことモノづくりに関しては古い道具や壊れた道具も直して使い、材料もできるだけ有効活用する精神で日々活動してます。
モノは大切に!
さあ、謎に前置きが長くなりましたが今回は煙突の施工の回です!
煙突なんですが、これも調べるうちにただつけりゃいいってもんじゃない事が分かります。
飾りじゃないんです。
内部でしっかり燃焼が進むように空気を循環させないといけません。
煙突内径と高さが重要になってきます。しっかり設計。
位置も窯のてっぺんに付いてたら熱が全部逃げちゃうので一段低くした入り口上部に取り付けます。
結構大事なパーツだと分かったところで前回ジョニーが頑張って加工してくれた窯の入り口の上に煉瓦を組み上げ煙突を作っていきます。
ついにクライマックス工程!ちなみにこの活動してる時確か僕ら成人式の翌日です。
晴れの日真っ最中でも頭の片隅から石窯の事が離れませんでした。
二次会やら三次会やら気合いで乗り越えて束の間の休息を取り全開で作業スタート。
はい!いきなりできてますね。
もうここまでくるとゆっくり写真撮ってる余裕なんてありません、無我夢中で作業して気づいた時にはまわりは真っ暗でした。
ほぼ完成形が見えました。もう感動です
PIXARが照らすそこにそびえ建つ堂々たる石窯の姿!!
2人でカッコいい、これは凄いってはしゃいでました笑
残るは煙突の長さが少し足りなかったのでもう一段積む作業と入り口の型を抜くくらい。
そして日を改めていよいよ記念すべき時が。
煙突延長!
入り口開通!!
完成!!
完成!!!
もう喜びに満ち溢れてます、舞い踊ります
この時の気持ちの高まりは半端じゃなかったです。
(最上段の煙突の目地の色が違うのはまだ乾いてないからです。笑)
ジョニーの「おいしいピザが食べたい」の一言から始まったこのプロジェクト。
当初は何言ってんだって思ってましたが今となっては素晴らしいアイデア持ってきた相棒に感謝しかありません。あなたが天才か
構想から約4カ月、ついに石窯完成です。夢を実現するための舞台は整いました!
憧れてたものが今、目の前にあります。
思い返せば色々ありました。
窯について図書館まで行って調べた事、理想の窯について2人で議論したこと、資金をどう捻出するか頭を悩ませた事、全力で文化祭に臨み革細工販売で売上を手にした事。
僕らの親睦が異常に深まったのも間違いなくこの石窯プロジェクトあってのことでした。
たくさんの思い出が込み上げてきて僕らの涙腺も緩みます…
などとしんみりするには僕達は若すぎました!!
感動はそりゃ感動してるんですがそんな卒業式みたいなムードじゃありません。
もうね、花火大会みたいな気分。冬なのに
喜びが爆発です爆発
もう早く何か焼きたくて仕方ありません!!
しっかりコンクリート内の水分が蒸発するのを待ってからじゃないと本当に爆発する(水蒸気爆発)なんてことも知ってましたが2人とも「待て」ができません。その辺の犬のがお利口です。
ちょっとだけ考えましたがブレーキなんてだいぶ前に見失ってます。
やめられないとまらない
「少しくらいなら大丈夫!」
「400℃まで上げなければ大丈夫!」
呪文のように言い聞かせ、
いざ着火!!
近くのスーパーに走り食材調達!
即席お料理で試運転です!
そう、実はジョニーとっても料理がお上手。
なんか適当に作ってそうなのに出てくるもの全部美味しい。大した食材無かったはずなのに何故か素敵な料理が出てくる。錬金術師の如く鮮やかな手つきでなんでも作ってくれます。
調理担当に任命です。以後出てくる食べれる物は全てジョニーが作ってくれてます。
僕は食べられないもの作る方が得意です。笑
ジョニーシェフのおかげで活動中の食費もかなり抑えれてます。感謝!
そんな彼が秒速で作った料理を温まった石窯にin!!
頃合いを見て出してみると…
!!!
もうね、美味しいに決まってます。
最高の気分です。幸せとはこのことか
石窯作ってよかった。
爆発することもなく無事試運転は終了。
僕らはとんでもないものを作り出してしまったようです。
早くピザを焼かねば!
そんな感じでとっても盛り上がった石窯完成の回でした。
さあこれで終わりじゃないですよ。
僕らが欲しかったのは「焼きたての美味しいピザ」です。
石窯はあくまで手段、目的を果たさねばなりません。
万全の準備を整え臨みます。
石窯の記念撮影もしないと!
次回:念願の石窯ピザ!!
それでは!