SASAKI WORKS

ただピザが食べたかっただけなのに

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僕らの窯ができるまで~6.窯のイロハ

どうもこんにちは、マイケルです。

 


ジョニーと当時の窯作りのお話を綴っている訳ですが、ネタが尽きるまでは交互に毎日更新していきます。

相手がサボったらすぐ分かる相互監視システム。

 


さてさて、前回は祝杯でエンジン全開になったところでした。

まず窯ってそもそもどんなのだ、という方が大半のはずです。僕も最初はよく分かっておらず、彼のテンションに押し切られたまま走り出しました。

 


ここで簡単に纏めます。(間違ってたらすみません!)

まず何と言っても魅力は圧倒的な火力。

オーブンレンジでも焼けることは焼けるのですが、300度くらいが限界のようです。石窯なら400度以上の高温調理が可能になり、短時間であの素敵な食感を実現できるはず!

 

美味しいピザにはどうやらこの“短時間で一気に焼く”のが大切らしいです。炎が大好きで「待て」が苦手な僕らにぴったり。

 

また、ピザを焼く石窯は上部の形状によって箱型、アーチ型、ドーム型の三種類に分かれます。さらに火をピザを焼く空間で焚くのか、その下の空間で焚くのかによって一層式、二層式に分かれます。

 

ここでは割愛しますが石窯は奥が深い!詳しく知りたい人は雑誌やネットで調べると偉大な先人達の知識に触れることができます。

 

ピザは加熱した窯の放射熱で焼くので上部の形は重要です。加工難易度、コストなど総合的に判断した上で僕らがチョイスしたのはアーチ型、一層式のタイプ。

入り口と焼く場所のアーチの半径を変え、熱効率を上げる計画。煙突もつけます!

 


理想の石窯がイメージできてきました!

 


建材屋さんやホームセンターを駆け回り、必要な材料、道具を集めていきます。

「あっちの店のが鉄筋が安い!」「水平器が安い!」

隣の奥様もびっくりな徹底した価格調査の上可能な限りコストを抑えて調達完了。

 

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重たかったコンクリートブロック達。

圧倒的重量を前にしてどうする、本当にやる?と一瞬怯みましたがもう買っちゃったブロック60個、ここで折れたら1人30個のお土産を引き取ることになります。

とっても要らないので頑張って作ります。

 


さあ、まずは全てを支える基礎づくり。

基礎は窯の重量をしっかり支えるためにコンクリートを打つことに決定。

建築学科でコンクリートについて勉強したのはこの日の為だったのかと2人納得しました。

 

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計画地に生えてた(枯れてた)木を引っこ抜き作業スタート!

 

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まず基礎の深さ分穴を掘って、

 

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砂利を敷き詰め、突き固めます。

このとき使ってる道具もその辺に転がってた角材と丸太をくっつけて一瞬で作りました。

 

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寒い中打ち込み用のコンクリートを練る2人

混合比はジョニーがしっかり計算してくれたのを信じます。

もちろんミキサーなど無いので手で混ぜます。

翌日襲いかかる筋肉痛。

 


コンクリートはセメントと砂と砂利と水を混ぜて作るのですが、手でコンクリートを練りたい人はまず全ての分量を計算し、砂利以外を混ぜた上で最後に砂利を混ぜ合わせることを強くオススメします。

砂利を最初から入れると面白いくらい混ざらなくて地獄を見ることを体を張って学びました。

何事も経験ですね笑

 

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なんとか混ぜ終えたコンクリートを木枠を組んだ基礎部分に流し込む頃には日も暮れていました。

 

 

 

 

 

 

いよいよ始まりました窯作り。

次回は上に土台となるブロックを積んでいく工程です!

順調に進むといいのですが、勢いだけで進んでいると大事な事を見落としがちです。

 

 

 

次回:土台制作

 

それでは!