どうもこんにちは、マイケルです。
前回は鬼の行動力でジョニーが準備を整えて本当に文化祭出店できちゃうぞって話でした。
彼に一切の手続きを投げたような気がします。決してめんどくさかった訳じゃない
今回はついに迎えた文化祭当日のお話です!
タイトルには薄れる正気とか書いてありますがこの日は最初からあんまり正気じゃありません。
というのもまず見通しが甘かった、足りない頭で少し考えたら分かったのですが圧倒的に準備の時間が足りませんでした。
多くの建築学生は睡眠時間が計算できない習性があると思いますが僕らも御多分に洩れず得意の徹夜で当日を迎えました。
そんなこんなでスタートしたのですが、神が微笑んだのか僕らの想像をはるかに超える売れ行き、学生だけでなく教授陣や大人の方にも好評で嬉しい悲鳴でした。絶叫
教授にこんなことやってるから卒論の進みが悪いのかと笑われたのはいい思い出です笑
当時の写真!懐かしい!
オレンジ色のスマイルが僕らです。
お客さんは途切れず猫の手も借りたいレベルの忙しさで、猫というよりゴジラみたいな友人を召喚し店の手伝いをお願いする始末。
販売の傍ら製作実演みたいなこともやっていたのでご飯食べる暇もないくらいの怒涛の1日でした。
尋常じゃない疲労感と謎の高揚感の中、薄々気付いていた問題と向き合います。
我らが母校の文化祭は2日間、1日目の売れ行きから考えると商品の在庫が絶対に足りません。
いつも騒がしいジョニーも疲れて口数少ないですが在庫が足りないならどうするか、顔見たら考えていることは大体分かります。
数時間後、夜を徹し在庫を増やす2人の姿がありました。
魂を削って仕上げた(手は抜いてないですよ!)作品たちは2日目もありがたいことに多くの人の元へ旅立ち、僕らの疲労感を抜きにしたら無事文化祭日程は終了しました。
そして!
なんと!
まさかの目標達成。なんでだ。
文化祭中は忙しすぎて売り上げなんて頭から飛んでたのですが、片付けも終わり落ち着いて集計してみると本当に超えてしまった10万円!!
日も落ちた夜、お金を数える2人の影、漏れる笑い声
完全に不審者ですがあの時の喜びは今思い出しても口元が緩みます。
もう少しマーケティングと準備に念を入れたら倍はいけたんじゃないか?と今になってジョニーともよく話します笑
稼ぐこと目的で始めたので売り上げもそりゃもう飛び跳ねるほど嬉しかったのですが、もう一つ。
自分達の手で作ったものが人に買ってもらえるあの感覚、認めてくれた、喜んでもらえたときの嬉しさはもう麻薬ですね。笑
物珍しさもあってか当日は本当に沢山の人に立ち寄っていただけました。
準備不足で至らない点も多かったと思いますが、最後の文化祭で最高の経験ができました。
やってみるもんです。
お買い上げいただいた皆さん、あの時は本当にありがとうございました!感謝しています、これで窯が作れる。
ここまで読んで、なんだレザークラフトってそんなに儲かるの?とビジネスの香りを感じている嗅覚鋭いそこの貴方、僕らが利益を上げれたのは人件費をパワーでカバーしたからです。
時給換算なんて恐ろしくてできません、体力無限大の人以外にはオススメしません笑
ジョニーと過ごしてく中で僕らの間での変な決まり文句がたくさん生まれていくのですがその中の一つがこの“体力無限大だからいける”
意味は好きなことなら採算度外視で楽しみながら突っ走れちゃう、です。
完全に脳筋ですが時間がかかりそう、お金がかかりそう、やめとこうかなー、けど楽しそうって時に今でもよく使います。
唱えれば道がなくても進むしかない、進めばそのうちなんとかなります。
魯迅も似たようなこと言ってた気がします(違う)
今回はここまで!
ちょっと長くなりましたがそれだけ輝いてた思い出なのです。
さて、いよいよ窯が現実味を帯びてきました。
文化祭は無事成功。 打ち上げで食べに行くものはもちろん決まってます。 資金も貯まり、設計もやらされたので完了。
ついにスタート!材料探しの旅が始まります。
次回:祝杯、そして始動
ではまた!